mdkロンドン生活

ロンドン生活、赤子との暮らし、日々のよしなしごとなど。

予防接種珍道中

赤ちゃんの予防接種にまつわる疑問に初めて接触したのは、産休中のマタニティヨガの講師の一言だった。

「世田谷にはワクチン打たないことに理解のある小児科の先生もきちんといますしね^_^」

数名の生徒が頷いている。えっ??

アンチワクチンに初めて触れた瞬間だった。

その先生は、パワーヨガが好きだった妊娠前にはとっていなかったクリスタルヒーリング(ヨガ中にクリスタルを鳴らして、その音を聞いて浄化されましょうみたいなやつ)のクラスとかをやっていて、よく
「ペットボトルのお茶は成分表示しなくていい量の界面活性剤が含まれているから私は絶対飲まないの」
みたいな極めて(時に行き過ぎに思えるほどの)自然派であることが伺える発言を多々していたので、
「まぁ先生こどもいないし(こうして出来ていく女が女を差別する悪循環、無意識的で自分でも恐ろしいから注意したい)、そういう自然派もいるのかな」
位に捉えていた。


次に予防接種について話をしたのは出産した産院で行われた1ヶ月検診であった。

その時点でUK赴任が濃厚になっていた為、予防接種や飛行機にまつわる不安などをメモに書き先生に質問した。

先生は
「まぁ僕自身が生後3ヶ月でアメリカから帰ってきてますから。だからこんな風になっちゃったのかなアハハ」

みたいな産後にはキツい笑っていいのかわからないジョークを飛ばしつつ、

「ほら前どっかの県の高校生が全員○○(忘れた)の予防接種してなくてカナダ行けなかったとかあったでしょう。日本は予防接種、海外に比べて20年ぐらい遅れてるから。最近やっとマシになってきたぐらいだから。」

とアメリカナイズド先生に予防接種に関する海外暮らしのお墨付きをもらったこともあり、普通にそうなんだーと思って帰宅した。

そして翌月から怒涛の数か月連続の予防接種がスタートしたわけだが、まず皮膚科や内科など、小児科以外のところで赤ちゃんの予防接種が受けられることに軽く驚いた。ちゃんとできんの?みたいな。

謎に常に心配事に取りつかれている初産としてはやはり小児科で受けたいところ。駅前の評判がネットで良い、一番近い小児科に電話で予約を入れる。

「うちは単独しかやってないんですよ。それでもよろしいですか?」

は?単独??

どうやら赤子の予防接種は複数種類をひと月に打たなければいけない時期が数か月続くが、それをまとめて1回で打つことを同時、1種類ずつ別日に分けて打つことを単独というらしいことが判明した。

しかも、マストな予防接種と親の裁量で受けるかを決められる任意接種のものとがあるらしい。

「医者がわざわざ単独を選ぶ理由ってなんかあるんじゃない?」

私と同じく赤子に何の知識も持たない夫に言われ不安になったが、単独を選択すると1種類打つごとに1週間空けなければならない為そんなにチンタラしていたら渡英に間に合わない。なんとかBCG(5ヶ月)に間に合わせるには諮詢の余地なく同時接種で行くしかない。

夜中の授乳中に「同時接種 大丈夫」で検索。
答え「別に大丈夫」。

同時に代替医療やアンチワクチン派、アンチワクチン派に怒る派、任意受けない派、任意受けない派に怒る派、とても2015年とは思えない西洋医学発達中の中世かと見まがう玉石混合の情報がなだれ込んできた。

結局同時接種をやってる一駅隣の小児科で受けることにして、先生に単独、同時の違いが何故あるのか質問してみた。

「まあ、先生によって色々考えがあるからねえ。」

そんな。。。。

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために

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私は産後購入したこの本を準拠としていた為、情報の洪水に巻き込まれそうになったが何せ時間がないこともあり定期・任意とも同時接種で自信を持ちガンガン進行した。

と揺らぐことのなかった信念が揺らいだというか???となったのが今週である。

母子手帳へのスタンプラリー目的で日系(高額)の病院で予防接種は続けているのだが、今般夫の会社ではインフルエンザは費用負担の対象外なので自費で受けるようにというお達しが夫の会社から季節のお知らせとしてあった。

夫は会社で打つらしいので、私と息子はGP(UKのかかりつけ医制度)で打ってくるようにと言われた。

夫は最近私のミーハーな「誰々が言ってた」「ネットに書いてあった」等のソースの不明瞭さを嫌うこともあり、GPに連絡。

「15ヶ月?NHS(UKの国営医療サービス、無料)のカバー対象外。ヘルシーな大人のあなたも対象外。Bootsでワクチン買って」

Bootsへ行く。

「16歳未満への薬剤師(えっ)のワクチン接種は出来ないんです。Sorry.」

とネットを使わず始めたら完全にインフルエンザジプシーになった。にしてもGPの受付のお姉さんも医療従事者としてBootsで赤子が打てないこと知っていてもいいのに。。。。調べると2歳以下のこどもや健康な大人はNHSでは打てないようだ。

日系で打つと160ポンド(約21,000円。×2回)。高すぎる。とりあえず夫が駅前のプライベート医院で20ポンドで受けられるところを見つけてくれた為予約。

しかしこんなにインフルエンザが簡単に受けられなくていいのか?日本人含め周りのママ友にヒアリング。

水疱瘡はかかった子の家に遊びに行き菌をもらう(スイス)

・イギリスと逆でむしろ8か月以上2歳未満には特にインフルエンザの予防接種が必要(アメリカ)

・友達は製薬会社に勤めているが、意味がないので自分の娘には受けさせていない(ブラジル)

・4種混合を1度に打つのはリスクがあるので、分けて打ってくれるプライベートに600ポンドかけている(イギリス)

各国の情報が集まり、余計に混迷を極めた。笑
どうやらアメリカナイズド先生の言う「海外」とはアメリカのことだった模様。

日本だと世田谷区のインフルエンザ助成は1歳からだったし、日系病院の先生も型が違うと効かない場合もあるけど、もしなってしまっても軽症で済むからと言っていたし、無事予約出来てめでたしめでたし。

と夫が会社から戻り、
「みんなに聞いたけど、こどもにインフルエンザ打たせてる人誰もいなかったよ」

えっ

「イタリア人の同僚が、数年前イタリアでインフル打った人が十何人亡くなって、なぜか追跡調査されてないから絶対やらないって」

えっ?死? えっ?

と頭がスパーク。その前に「誰々から聞いた」のソースの脆弱性説いたの誰だよおい。

と勝手に錯綜したインフルエンザの注射、来週打ちに行ってまいります。
にしても2016年現在こんなに錯綜してていいのか、予防接種!!


秋深まりインフレ気味のリスたち

Eテレ様とプチ洗礼色々

もはや御多分に漏れず、テレビ(というかYouTube)なしには生活出来なくなった我が家。

改めてEテレのすごさね。まだ歌しか興味のない息子そっちのけでたまに親の方が真剣に見てる笑。


この夏休みスペシャルのやつ面白すぎたのに根こそぎ削除されててかなぴい。

息子も朝起きたらブンバ・ボーン体勢で縦ノリしだす仕上がりに。

少し前の私よろしく子育て中でない方は何が何やらとお察ししますが、ブンバ・ボーンとはおかあさんといっしょのシメの体操ソング。

アルパカ パカパカ ちょっとオカピ

さかな さかな からの とかげ!
とかげ からの ブンバ・ボーン!!

これは完全なるコール笑。

お兄さん達のビジュアルが中堅芸人に見えるけど、もはやお兄さんが同世代だからそう見えるのかしら。

高田馬場のロータリーが陽炎の様に軽く走馬灯のようにチラつきつつ今日もダンシングin UK。

さて様々に前評判を耳にしつつ臨戦体勢で生活していた割に、意外とまだいわゆる「海外生活の洗礼」みたいなものは受けていない。

しかし小さなイギリスあるあるにはよく出くわしている。

まず家の様々な不調。
もはや業者への連絡はお手の物になりつつあるが彼らは何故か様子を見にほぼ手ぶらでやってくる。

「確かに壊れている。しかし今日は直せない」

でしょうね。

昨日は18:30から19:30の間に来るとわざわざ電話してきて何故か17時に来た。そして部品がないからまた土曜日に来ると滞在時間3分で帰っていった。二度手間感がすごい。

そしてやたら夫が「ジンボリー(息子の体力発散系習い事)って月いくら?」と毎月聞いてくるなとは思ってはいたのだ。

ある日私の携帯に、「ジンボリーですが不運にもレッスン代が引き落とせていないことが分かりました。メンバーシップを続けられません。」といきなりマネージャーからの留守電が吹き込まれていた。

焦って電話。
「それ今分かった話?」
「Unfortunately...銀行との照合にfor a while時間がかかってしまったみたい。」

いやいやジンボリー始めて7ヶ月経っとるがな。レベル3から4に進級したり一時帰国で止めたりしたがな!!

翌週7ヶ月分一括で払いました。私がもうイギリス住んでなかったらどうしてたんだろ。

郵便や荷物等、物流系は意外と大丈夫。1回日本からの荷物関税取られたけど笑。

昨日は冬に向けHunterのブーツを購入。textで配送時間がその日のうちに来た!スピーディー!

この時間指定ウケる笑。


だいすけお兄さんの顔がデカくて足が短めなとこも味。

アイシングクッキー、初ナニー、赤子とUber

前からずっと行きたかったノッティングヒルのBisucuiteesにてアイシングクッキーレッスンを受けてきた!


地下のカフェでレッスン。隣の人はNYから来たとのこと。修了書貰えます。
物事に集中したのすごい久しぶり。
精神統一が必要、全体のバランスを見て、二度書きはキレイにならない。なんか習字みたい!

飲み物、エプロンつきで2時間(あっという間)ひたすらアイシング。
私は日本人らしくお手本に忠実に作ったけど皆色んなカラーで作ってた。

売りものと同じ箱に入れてお持ち帰り出来ます。
セントラルに出たのは数ヶ月ぶり。都会に眩暈を起こしつつ、レッスン後近くのジュースバーで身軽に一緒に参加した友人と休憩。都会はガイドブックに出てきたロンドンや!って感じで全てがオサレに見える。

あ、リッチモンド貼っておきます笑。


さてその時息子は果たしてナニーさんのお世話になっていた。ありがたいことに友人とシェアさせてもらい初ナニーさん。号泣し、昼寝し、スナックタイムを楽しく過ごした様子が送られてきた。さすがスーパーナニー!

ナニーはイギリス人のプロもいるが、移民やワーホリ等海外からの人々がやはり多い。プレイグループも半分ぐらいはナニーが連れてきている。

そんなセントラル(都会)へはベビーカーの確度があまりに低い今電車1時間は自信がなく、40分のUberをチョイス。夫なしで利用は初めてだったけど快適、安い。

当初見知らぬ人の車に乗る=犯罪に巻き込まれるみたいな感じで超怖くて使えないと思ってたけど、ドライバーは食べログみたいな星がついてて、5段階中4.6とか以下になるとクビ、ナンバーと車種事前通知、走行中にオンタイム居場所のシェア可能(夫に今どこにいるかGPSで教えられる)等となかなかに様々担保されている。

日本では苦戦しているようだが、日本は知らなかったが民間の乗用車をタクシーとして使うことは禁止のようだ。それが白タクと呼ばれていることも知らなかった。無知の知

物価の高いロンドンで、楽々都会に早く安く行けるUber頑張れ!と心の中で応援していたらUberからメールがきた。

新しいロンドン市長が、ブラックキャブ(いわゆるロンドンタクシー)を優遇する措置(ディーゼル車の買換費用の一部負担や乗場の増設)を決める一方、Uberのドライバー達に、英語の筆記試験やリスニングを課す方針であることを発表。

これは我が社に登録しているドライバーを脅かす差別行為だからロンドン市長にメールを送って!というもの。

Emailボタンを押すと市長宛のメール画面が文章入り、末尾に私の署名入りで出てきた。すごい。

Uberのドライバーもまた移民の人々が多い。英語のテスト導入は失職につながりかねないと書いてある。確かに。

しかし市長はロンドン史上初のイスラム教徒で、スローガンは「多文化の共生」なのだ。
今後どうなるのかな。とりあえず都会行けないから今後ともよろしくお願いします。

先般図らずも参加した外国人の為の履歴書ライティングクラスでは、2時間の授業の後、今すぐ仕事につきたいならば日本語教師をオススメされた。
「あなたの承認欲求も満たされると思うわ」

英語でもバレてる!恥

どこまでも行く

子育てphase2、しつけ、海外ママ友出来てきたよ

近況: 息子がフェーズ2に移行した模様です。

ベビーカー座らない、カーシートも座らない。こっち来たばっかりの時も嫌がって泣いたけど今思えば泣いてるだけだったから楽勝だった。(もっとも、十分悩んではいたけど笑)

今は立って普通に身の危険がすごい。細いからベルトをキツくしても引田天功並みのイリュージョンをかまし立ってくる。北風と太陽的な理論で、日本人ママ友に聞いた腰ベルトのみ装着もトライしたが立つ。エルゴの手放せない具合がすごい。
夏休みのポルトガル旅行は家族3人3時間フライトが、7月の母子2人13時間より疲れた。お盆にはうちの両親とコッツウォルズにも1泊旅行をしたのに、今そんなの絶対無理笑。

こっちで首座り後に抱っこ紐してる人は皆無なんだけど、Instagramにて皆にお知恵を乞うたら日本の同じ月齢の母たちは乗らないから抱っこ紐をデイリーユースしているとの安心+驚愕の事態。
来週セントラルに繰り出す予定があるけどUberで行こ。

先日行ったplay cafeで、赤ちゃん達がつなぎスモックを着て手形足形をとり、親が加工するみたいなアクティビティをやっていて、予約出来るか聞いてみた。
息子を見て、「この時間はベビーだけなんです」との回答。15ヶ月、toddlerの仲間入りです。

さて粉ものの摂取が増え、また太ってきた。
プレイグループで知り合ったブラジル人ママの自宅でピラティスを習い始めた( ´ ▽ ` )
母国まで12時間と同じ。彼女はブラジルで自分のスタジオを持っていたらしくそんなプロに対して申し訳ない金額で受けているけど、息子連れで出来る環境はありがたい。
彼女も英語は義務教育と、ピラティスを教えるにあたり専門用語をちょっと勉強しただけと言っていた。すごいなあ。

中国人ママに聞いたところによると、幼稚園ぐらいから英語は皆中国でもやっていて、英語など他国からの外来語はそのままの発音で話すと言っていた。(本当かな?)日本語も少し勉強したことがあるらしく、日本はカタカナがあるからその弊害が大きいじゃないかと言われた。確かに言われてみたらそうかも。

正直日本語が心配だから英語どころの騒ぎじゃない。ナーサリー行かせてるぐらいのママたちが日本語教育について話していて、その時は自分の悩みが授乳とか寝かすとか生命としてのプリミティブな悩み過ぎて遥か次元の違う高度な悩みに思えたけどすぐにやってくるのかな。

最近外食が大変になり、またしつけについてどうすべきか夫と話している。
イギリスの子どもたちは皆公共の場で騒いでいないように見える。
日本人ママたちでお茶していたら子どもたちがうるさすぎて警察呼ばれたとこないだ聞いたばかり(^_^;)
息子はリッチモンドで一番泣いてるし騒いでない?って感じ(^_^;)
しかしこないだポルトガルのホテルでは子は走り回り、親は子にyoutubeを見せる傍らビール飲んでたから少し安心笑。

とか思って帰宅したらうちの母からのbabyちゃれんじが来たら1歳3ヶ月号は「しつけってどう始めるの?」、次号は「外食について」であった。ティピカル!!


家族全員黒い

30代で気付く「何もない」ということ

後ろ暗さが私の真骨頂であったと、内省的なお話。

駐在帯同として、それまでの色々(学歴職歴、対面での人間関係)を置き去り素の自分を世間様に提供していくにあたり、悩みまで行かない瑣末なもやもやで人を羨むことが時としてある。

押し付けがましさなくさらっと友人関係を軽やかに広げられる人、家でのお茶会に素敵な手作り焼き菓子を持参出来る人、横異動で海外経験豊富な人、誇れたり人に教えられるレベルの趣味を持つ人。

まさか30を過ぎてケーキを焼ける人に劣等感を抱くとは思っても見なくて笑えるのだが、人間力の低さを仕事や学歴(と思っていたままを正直に書いてみたがそれも今思えば全く大したことない)という鎧で防御してきた私からしたら丸腰in UKでふと後ろ暗くなる時があるのだ。何もせず8ヶ月が経過してしまった。

小学生の時赤毛のアンにて、アンが細過ぎる腕をカバーしたいが為にパフスリーブを欲しがるくだり、当時既にデカかった私はイチゴ水に憧れつつもかなり驚嘆したのを覚えているが、それと変わらないねと笑っていて良いのだろうか。

大学生の時は何故か自分は個性的な方だと勘違いしていて、性格の悪さを思い出したように悩んでは弥勒菩薩化計画を携え、ひきつるアルカイックスマイルを練習していたが10年前に軽く戻ったデジャヴ感が。
当時母に菩薩になれない愚かさについて相談したところ
「今のアホらしい悩みの8割は子どもを産んだら無くなるし忘れる。自分しかかわいがってないのが問題」と説教に突入したのは記憶に新しいが子どもを産んでも尚…!!と眩暈。笑。

という訳で今更ケーキ焼いても仕方ないので息子がナーサリーに行くまではまず英語をちゃんとやることにした。〇〇Englishが(同窓の皆さま母校をお埋めください)私から消え去り少し悲しい。そして2018年ぐらいにアダルトカレッジに通えたら通う。

とテキストを1mmも開かないまま筆を置くという。駅の伝言板のような、時空を超えてどこかの駐妻の慰みになることを願って。


段ボール大好評

働き方とクリエイターの育児

オリンピック、日本人選手の活躍イマイチ把握出来てない。
BBCでは当たり前だけど team GBメインのお知らせな為、トップで女子トランポリンと馬術がやってたりします。

両親が1週間来た。楽しかったけどあっという間。ポーターさんに会った時に「うちの母です。先週来たんだけど明日帰るんだー」と話すと「なんで?遠くから来たのに?気に入らなかった?」と悲しげな返答。
マイファーザーがジャパニーズサラリーマンで、今年は8月のOBONしか夏は休めないというと最高に同情してくれた笑。

夫の働く会社においてはだけど、イギリスでは皆が好きな時期にイギリス人社員は2週間とか休みを取得。スペイン、ポルトガルは会社自体が3週間休みとのこと。

これは日本下げでもなんでもなくて、3週間休んでビーチとか行っちゃった後よくスパッと仕事戻れるよねっていう切り替えに対する驚き。イギリスの祝日って年間8日しかないんだけど、私は社会人人生において、もう3日レベルの連休を楽しみにしつつ、年1で5日間連続有給で海外っていう生活に慣れすぎて(そしてそれも体感として忘れつつある)て2週間目に突入した段階で気もそぞろになり楽しめないような気がする。

こちらでは自分(及び家族)の体調不良時は有給から引かれないで有給が取れる。その為、子がまた熱を出したけどもう有給使えない。。みたいなことにはならないからこれはいいと思う!パパの送り迎えも多いし平日のジンボリーにも1割ぐらいいる。これは厚切りジェイソンTwitterにもあった気がするけど。

よく諸外国と日本を比べて、日本も海外並みの働き方を!っていう論調を目にして私も頷いたりしてたけど、そっくりそのままはやはり私含めて日本人の国民性にフィットしない気がする。私はたぶん自分自身でそこまでパキッとオンオフつけられないからある程度良くも悪くも会社に巻かれないと働けない。情け無い話ではあるが。この有給の仕組みは女性の活躍とか謳うなら必要じゃないかなあ。

さてクリエイター達の育児日記、というジャンルが好きでkindleで読み漁っている。自営業と育児の難しさ、表現と母に成り行く自分の違和感が共通して描かれている。
川上未映子「君は赤ちゃん」に書かれている時期を満を持して通り過ぎ、瀧波ユカリ「はるまき日記」の後ろ3分の1といったところにいる息子。
東村アキコTwitterで写真家植本一子の「かなわない」を知る。

かなわない

かなわない

mixiでたまたま知らない人の日記に辿り着き思わず深夜に最初に遡って読んでしまったような感覚。偶然さっき届いたVERYにもインタビューが掲載されているみたい!オススメです。


最近気に入ってキッチンに飾ってます

小学生化する様々、writingクラス、何もしないということ

日の長さを慈しみ国内の小旅行や、息子の屋外の遊び場を探索したりしております。

kew gardensの年パスは元取りまくりな中、royal palaceの年パスもワークし始めてきた^_^
国内6カ所のパレスに入り放題なのだけど、そのうちハンプトンコートはうちから近いしキッズのイケてる遊び場があるので楽しい!
キャサリン妃プロデュースの水遊び出来る砂場とかあってすごい。息子にはまだちょっと早いけど。

こちらはガーデンに咲いてたアーティチョークの花!デカいあざみみたいな感じ。ザうちの好み!

さてこどもがいるし、天候も気まぐれだし、
友人と会う時は
「明日晴れてたら公園行こう」
完全に小学生笑。
そしてワンピやヒール、ジェーン・スーの言うところの甲冑を脱ぎ捨てた今、完全にお芋掘り遠足の小学生スタイル。

自分がこんなにもカジュアルが不得手とはショック過ぎて悲しい。。。カジュアル下手を嘆く峰なゆかが、前アラサーちゃんでカジュアルやると母感がすごいって書いてたけどこちとら母通り越して定年後の高尾山?的な風格すら逆に漂ってきたという。
鞄も結局カナナリュック一辺倒で、今日もリッチモンド不思議発見してます。

さてやらなきゃ不思議と日々がなんとなく過ぎていってしまう駐在帯同ライフ。
先日children centreで無料の、英語を母国語としない人々のライティングクラスがあると案内され予約。息子と行ってきた。息子はその間預かってくれる。

席につき、先生が開口一番
「皆CVwritingは経験ありますか?(ニコッ)」

curriculum vitae
音節currìculum ví・tae発音記号-víːtaɪ, -váɪtiː変化複curricula-
名詞; 履歴書(短縮してC, cvともいう

それは職を探す外国人の為の履歴書講習だったのであるぽえーー!!

まずCVが予約時聞き取れなかった自分にもショックだが生徒数も少ない為逃げ出せず、赤子を抱え職探しをするアジア女性に扮するしかない状況に笑。かくして地獄の2時間がスタート。

初めて知ったが履歴書にはフォーマットがなく、まず6行くらいで職歴やスキルのサマリーを書く。カラーペンとか使ってもOK。

「別に難しく考えなくていいの。私は今フルタイムでママをやっています、って堂々と書いて」

今年UKで職を得た人々の過半数は外国人だそうだ。EU離脱もその辺が関係しているのかな。

そして自分のスキルを表すpower wordsを効果的に使うこと。

「はいじゃああなたのkey skillsを表す形容詞とその例を5つ、右から発表していきましょう。自己紹介と職歴も教えてね」

ぽえぽえー!!しかしやるしかない。
本部時代、瑣末な事も社長(アメリカ人)のトップダウン案件になり死にながら資料作った事にピンポイントで初めて感謝!

コソボ人ママ、メキシコ人男性などと講習を受けたが皆英語上手でうちがダントツ下手。。なのに「自分は英語下手なんで、、」と一様に謙遜。
「いやいや私どうなんの!!」と逐一ツッコむ道化役に。なんか何時しかの合コンを走馬灯のように脳裏をよぎらせつつ頑張りました。

息子がsuper upsetになったと言われ途中退席しつつ死にながらだったけど、息子が色鉛筆握ってて「イケてる絵が描けたわよ」とか言われて軽く白目向いたけど知恵熱出そうな英語もなかなか楽しかった!

コソボ人ママが、「英語学習で一番効果があったのは自宅での自習」と教えてくれたのが印象的だった。時間決めてちゃんとやろうっと。

就活の自己分析ぶりだったけど会社というお守りが無くなるとまたゼロ感がすごい笑。
私何なの?と思いつつ今日も小学生スタイルで芝生を駆け回る為筆を置きます。

芝生歩きにいい季節いつまでかな^_^