mdkロンドン生活

ロンドン生活、赤子との暮らし、日々のよしなしごとなど。

イギリスで歯医者 その①

気付いたらまた1ヶ月以上たってた!
最近、ライターのお仕事がいい感じでネタをそちらに放出しておりました。


現在、絶賛歯医者通い中です。
まさかの絶対避けたかった歯医者イン海外。

ネットの海を彷徨うと、NHS(国営、無料)をベースとしたイギリスの医療はクソだというブログや記事が多くあるし、なんならその手の記事しか見つからない。

(娘の体調不良が見抜けずに日本に緊急帰国することになった話とか、検索って大体そうだけどワーストシナリオが上位にくるし、自分はその上位に脅えるタイプ)

しかし、そもそも赴任が決まるあたりから歯は虫歯あったら治しておきたいと再三用賀のかかりつけ歯医者で申告したし、日本に夏に一時帰国したときも大阪の歯医者に2件行ったけど何も言われずだった自分の経験からすると、こちらでかかった歯医者さんの方が100倍信頼できるし技術も高いと感じたのでそんなお話。



いやね、前々から不思議ではあったの。そんなに先進国なのに医療クソならこっちの人病気とかできないじゃん!と、いう単純な疑問。

そして、夏ごろChannel4で見た、「健康はお金で買えるのか?」というイギリスの医療ドキュメンタリー。

そこでは、薬のアレルギー検査(遺伝や体質で、薬にも効きの個人差などがある為、血液検査等でその傾向を調べる超高額なもの)や
最高級人間ドッグ、超最新ダイエット施設などあらゆるお金に糸目をつけない高額最新医療が紹介されていたのだ。

その時はまさか抜歯の危機に直面するとは思ってもみなかったのでへーみたいな感じで寝そべって見ていたのだが今般の歯のトラブルでフラッシュバックされた。

NHSのクソぶり(未体験)はさておき、いけてるプライベート(自費)を探せば大丈夫なのではないかと行動した次第である。(検索しただけ)

とは言えさすがに不安なので日本語対応の歯医者にまずはGo!!(先生は外国人、歯科助手さんがたまに日本人)

「両奥歯に問題があります。スペシャリストの歯科医のアポイントを取ってください」

そう、こちらでは餅は餅屋が完遂されており、一般歯科医は難しいことはやらない。

言われた通り遠いけど別支店のセントラルにある日本語対応の歯医者へGo Go!!

日本人の歯科助手、横で立ってるだけ。
仕方なく英語で事情を説明(そんなこともあろうかと少し歯科系専門用語の予習をしといて良かった)。

私「膿って英語でなんて言うんでしたっけ?」
助手「ええ~~?ちょっと・・・(ポケットから携帯を取り出して検索しようとしてる)」

おいおい膿ぐらいの頻出単語ぐらい勉強してから歯医者に就職しろーーーー!!!!!

と胸ぐらを掴み揺さぶりたかったがもうその助手さんは悪いけどいないものとみなし先生に説明。しかも先生に「手袋をした状態で携帯触らないように」とか注意されてるし。

先生(イタリア人)自体はいい人で、80%ぐらいの確立で根幹再治療できるよーみたいな感じだったけど、歯科助手のクソさに嫌気がさし帰宅(歯医者の第一回目はコンサルテーションなので治療しない。回数増える)。

そこでリッチモンドにて根幹治療スペシャリスト医院を発見し連絡。

先生カナダ人。
「右は治せるけど左は抜歯です。抜歯とインプラントの上手いシンガポーリアンのスペシャリストのいる歯科を紹介するよ」

気絶。。。。。。
抜歯いや。。。。しかも奥歯だから抜いたらインプラント一択。。。。。。


後日、右をとりあえず治療。機械が素人目にも超最先端。
「その靴イケてる!さすが日本人」治療中歯科助手は呑気。これはUKの通常営業。

私「インターネットで調べたところ、外科的アプローチなどで根を消毒して治療するやり方で歯を残せる場合ありとみたんだけども・・・?」
先生(カナダ)「時間とお金の無駄です」
私「わかった。。。とりあえず撮ったX-rayちょうだい」

日本(用賀、知り合い、歯科掲示板)、Kew(近所)にレントゲン写真を送り質問

日本(用賀)「残せると思います」(いやお前そもそもさ、と言いたいところだが今更なので取り得る治療方法について質問。)
日本(知り合い)「五分五分」
掲示板「歯医者による」

Kew「Unfortunately・・・」

もう左は歯科助手はクソだがイタリアン先生にお願いするしかない!

ということで左も右も根幹再治療完了。イタリアンもカナディアンも上手、器具最先端。


イタリアン
カナディアン
「根幹治療終わりましたんで、フィリング(詰め物)は一般歯科行ってください」

そう、一般歯科医で出来ることは逆に専門歯科医たちはやらない。
ここまで2か月かかり、システムその他に鱗ポロポロ落ちまくり、お金消えまくりだが(まぁ夫の会社は医療費全額補助あり)
次回へ続く。


今回の教訓
①歯は磨きましょう
②英語にビビらず質の良いプライベートを探しましょう
➂日系はクソな場合もあるので気を付けましょう


今更初ロンドンアイ